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英語でもイタリア語でもプライベートレッスンの先生を探すのは本当に難しいと、今になって痛感するのですが、イタリア語を習い始めた当初、私はそんな悩みとは無関係でした。

というのも当時習っていたA先生の教え方がとても上手だったからです(でも実はこの後でてくるS先生も、その後に学んだ日本人のJ先生も、そしてイタリアで知り合ったL先生やR先生、現在も時々お世話になるL先生も同じくらい素晴らしい先生)。ともあれ、彼がいなかったら私はイタリア語をこんなに長く続けていなかっただろう、ということは断言できます。

そして、そのAが日本を去るときに紹介してくれた先生がSで、今日書くのはそのSのことなんですけど、彼は実はイタリア人ではないのです。でもAが「彼はイタリア人じゃないけど、そのへんのイタリア人よりよほどイタリア語も上手いし、教えるのも上手だよ」と太鼓判を押しただけあり、それはそれは密度の濃いレッスンをしてくれました。

AとSは親友でもあったのですが、教え方は全く異なります。Aは褒めて伸ばすタイプ。Sは厳しくして伸ばすタイプ。だから最初はとても戸惑いました。しかもSはリアクションも静か、というかほとんどない。どんなに上手に読めても、完璧に問題にこたえられても一度も「BRAVISSIMA!!!」なんては褒めてくれませんでしたね~。そんなのトーゼンでしょって顔はされても・・・レッスン中の彼はかなり厳しかったです。できないと時折皮肉もでるし・・・あまりの厳しさに、バス乗り継いで来て、高いレッスン代も払って、なんでこんなに嫌な思いしなきゃいけないのって腹立たしくて、いつか絶対やめてやると思ってました。

でも、そのままやめるのも悔しかったし、怒られるのも恐かったので、仕事がオフの日は何時間も予習、復習に時間を費やしました。そして次は絶対大丈夫って勇んでいくのだけど、彼の前にでると緊張してしまうのです。何時間も勉強してるっていうのが恥ずかしいくらい間違えたりどもったりで、そんな状況が数ヶ月続いたある日、ちょっとした皮肉を言われまして、こんなに頑張ってるのに、そんなこと言うなんてっ!!!って、こめかみの血管がきれそうなほど頭にきて、すぐにでもやめようと他のスクールを探したんです。

で、暫くして無事自分に合いそうな教室を見つけて、いよいよSに辞めることを伝えようと思っていたまさにその頃から、急に私を褒めてくれるようになったんです。「君はパッションがある」とか、「この問題全部間違えなかったらレッスン代いらないって言いたいとこだけど君には言わない。だってそう言ったら本当にレッスン代ただにしなきゃいけないから」とか、まあ、毎回毎回いろいろな形で褒めてくれました。別に私が辞めることを察知してひきとめようとしたわけではなく(だいいち生徒に媚びるような人ではないし)、それまでにやってきた予習、復習の効果が数ヶ月たって漸くでてきたのだと思うんです。

そんなレッスンが続くうちにSのもとからも去りがたくなり、結局すでに手続きを済ませていた別の教室と両立することになってしまいました。その頃の私は、イタリア語が好きかどうかも考える余裕がなかったように思います。というのも二つのレッスンをこなすので精一杯だったんですよね。しかも、もう1つの教室の先生もかなり絞るタイプの先生でして。。。

その後Sの紹介により私はローマの某語学学校に通うことになり、それもあって彼とはいまだに交流があるんです。

さて、下の写真は前回S宅にお邪魔した折にいただいた栞とメダルです。

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彼はアンティークなものが好きで、特に古地図や古書が大好きなんです。そしてダンテの「神曲」とバロックをこよなく愛し、バロック風の家具も自分で設計して作っちゃう人なんです。因みにこのメダルも彼のデザインで(作成もしたのかも)、栞も彼のオリジナル。

メダルは、おいとまする時に私のコートのポケットにするりと滑り込ませてくれたんです。そしてSが、あとから見てねって言うので、帰りのバスに乗ってから取り出して見たわけなのですが、ほんとうにびっくりでした。だってメダルに彫刻されてるこの人、Sそのものなんですよ。だから思わず上の写真にもぼかしを入れてしまいました(笑)。因みにメダルに書かれてるフレーズは、ペトラルカの書き残したもの(詩の一節??)だそうです。

メダルはいまでは私の宝物で、時々手にとってはずっしりとしたその重さを確認します。その重みがSからの励ましに思え、イタリア語頑張ろう!って思えるんです。

最初にA先生やS先生、またJ先生等(この3人は私が留学前に教えていただいた先生なのですけど、3人ともいまだにお付き合いさせていただいています。私のイタリア語学習にとって彼らのレッスンはまるで3種の神器といってもよいほど掛け替えのないものです)、素晴らしい先生方に出会えたのは、私がよほどイタリア語と縁が深かったからなんだって勝手に思ってます。
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by puntarellina | 2008-02-25 23:37 | 語学学習

mia sorella@Tokyo

先週末にかけて姉が上京しました。以前から、2月にはロートレック展があるから上京したいと言っていたのですが、ちょうどこの日曜日に、姉が大学時代にゼミでお世話になった教授が退官するにあたり、最終講義とパーティがあるとの案内があったらしく、その出席をかねての上京でした。

我が家には2泊したのですが、当初は着いたその日にロートレック展と、歌舞伎の一幕見を見て、二日目は東京で一人暮らしをする息子の部屋の掃除、片付け等に専念し、三日目は大学での講義、パーティへの参加を予定していたようでした。でも、新宿で映画レンブラントの夜警も見たい、そして歌舞伎も夜の部全部見たいと言い出し、あれもこれもとやりたいことをすべてこなし、来た甲斐があったと大満足で帰っていきました。

一方私はロートレック展だけお付き合いしました。歌舞伎は一幕見だけなら一緒に行きたいと思っていたのですが、夜の部全部みるとなると終演が9時になってしまうので、先に帰宅することにしたんです。

姉が帰宅した時、染五郎の鏡獅子どうだった?(夜の部の最後が鏡獅子で、それを見たいがために夜の部全部みたいと言い出したので)と聞いたら、ん・・・・・まあまあ。。。。と煮え切らない回答。どうも、4時間の観劇は睡魔との闘いだったようでした。甥も(彼女にとっては息子ですが)ほとんど居眠りしていたとのことだったので、姉は夢うつつの合間に何度も一番安い席を買えばよかったと後悔したらしいです(笑)。
染五郎に関しては、私も数年前に幸四郎との連獅子を見ましたが秀逸でした。染五郎から伝わる若獅子としての躍動感と、幸四郎の親獅子としての円熟味に(といっても私は全く詳しくないのですが)感動したのを鮮明に覚えています。どうやら姉も幸四郎との連獅子を見たかったようなんですが、染五郎だけでもいいから私、絶対見る!!とすごい意気込みだったんですよね、初めは。で、観劇後姉が言うには、ぶんぶん頭を回すところはすごかったけど、そこにいくまでが長くてじれったいと(笑)。まるで素人丸出しの感想ですが、日ごろ子育てと仕事で超多忙の姉ですから、上京した当日も疲れていたはず。ロートレック展を見た後の4時間の観劇は眠くなるのも当然かなと思います。

翌日の「レンブラントの夜警」も居眠りしてしまったのだそうですが、それでもたった三日間だけとは思えないくらいいっぱい好きなことができ、ミッドタウンのサントリー美術館、銀座の歌舞伎座、新宿はテアトルタイムズスクエアの巨大スクリーンでの映画鑑賞など、「ザ・トーキョー」ならではのヴァカンスだったのではないでしょうか。

でも、なんといってもバレンタインデーに一日息子を独り占めできたことが、姉にとって最大の収穫だったのでは(笑)。

私も姉と久しぶりにおしゃべりができて楽しい数日間でした。映画の話、本の話、仕事の話、イタリア語、英語、姪の受験、姉がボランティアとしてやっている童話の読み聞かせの話など、話題は尽きることがなかったのですが、語学学習と読み聞かせに思いがけない共通点を発見したりして、なおさら二人で盛り上がったのでした。
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ロートレック展ではクリアファイルや一筆箋を買いました。使うのが楽しみです~
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by puntarellina | 2008-02-17 21:21 | 日々の出来事

類義語辞典

イタリア語学習の友Cammininaさんに類義語・対義語辞典をいただきました。イタリア土産なんです♡

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彼女と私は、時期は違うのですが同じ先生のもとでイタリア語を学んでいたことがあるんです。

私はそのL先生によく作文の添削をしてもらってたのですが、言葉の感性が鋭い彼の手にかかると、私の書いた駄文がみるみる洗練されていくのですよ。

英語もそうですがイタリア語も同じ単語、表現が繰り返し使われることを嫌います。

私もそれは知ってはいましたが、今までの先生は文法的に間違っていなければ、多少同じ単語が繰り返されていてもOKとする方が多かったんですよね(私のレベルがその程度だったのかもしれませんが)。でもL先生はかなり徹底した指導をしてくれました。そんな彼のお勧めが類義語辞典でした。

私も随分前から探してはいたのですが、日本で売られているのはもっと大きくて使いにくそうなものだったので買い渋っていたんです。そんな折にこのポケットサイズの辞書!嬉しいです♪

写真では大きく見えますが12センチ×8センチのまさにポケット版です!これだったら手軽に使えるし、時間のあるときにはパラパラとめくってみているだけで楽しそう。

こういうのをいただくと、気持ちが英語学習からイタリア語学習にぐぐぐーーーっと傾いてしまいますよね~(^^
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by puntarellina | 2008-02-13 22:47 | イタリア語

シルヴィオ・ムッチーノ

以前にリメンバー・ミーの監督ガブリエレ・ムッチーノ(Gabriele Muccino)のことを書きましたが、その弟シルヴィオ・ムッチーノ(Silvio Muccino)の初監督作品がイタリアで近々公開されるとのことで、Rai(イタリアの国営放送)のニュース番組TG1でインタビューを受けていました。
(TG1を見るにはRaiの左上TG1をクリック)

彼の初監督作品、タイトルはParlami d'amoreです。

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尚、彼の出演作品では「リメンバー・ミー」と「イタリア的恋愛マニュアル」が日本でもDVD化されています。

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「イタリア的恋愛マニュアル」は、2年前の映画祭で評判を呼び、その後劇場公開、DVD化となった映画です。この映画にはイタリア喜劇映画界の大御所カルロ・ヴェルドーネ(Carlo Verdone)も出演していますが、私、生理的にはだめなタイプなんですけど、やっぱり笑わずにはいられないんですよね。間の取り方とか絶妙です。翌年ヴェルドーネは「Il mio miglior nemico(わが人生最良の敵)」というコメディを監督・主演しますが、敵役にシルヴィオを起用します。こちらが彼ら二人のインタビュー。雰囲気良さそうですね。

またシルヴィオは、数年前に「Che ne sara' di noi」という日本未公開の映画にも出演していますが(こちらがそのワンシーン)、ジャンルーカ・グリニャーニ(Gianluca Grignani)の劇中歌が好きでした。映画自体は私にとってはnon e' stato un granche'(たいしたことなかった)ですが。

こちらが劇中歌です。

余談ですが、毎年有楽町で開催されるイタリア映画祭には、ゲストが何人か来日するんです。
イタリア映画ファンの間では映画祭の前になるとゲストが誰かが話題になるのですけど、実際けっこうすごい人たちが来日するんですよね。イタリアではこんなに近くじゃ見られないだろうなって人たちなんです。例えば数年前はステファノ・アッコルシが、去年はなんとキム・ロッシ・スチュワートが(鼻血がでそうなくらいいい男)来日したのですが、私はある友人と、シルヴィオが来日すればいいのにねって話してたんですよ。一昨年は「イタリア的恋愛マニュアル」と「リメンバーミー」が、去年は「わが人生最良の敵」が上映されたので、来てもおかしくなかったのですけどね。でも、もし今年の映画祭で「Parlami d'amore」の上映が決まれば、監督・主演ということで来日するかも・・・・。

ムフフフフフ~~

楽しみ~♡
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by puntarellina | 2008-02-12 15:33 | イタリアあれこれ

iKnow!

無事アテンド業務を終え、ほっと一息。

今日は久しぶりに英語のお勉強dayです。

先日あるブログでiKnow!という英語の無料学習サイトの記事を見つけ、面白そうだったので体験レッスンをしてみたところ、けっこうよかったのでさっそく登録しました。ゲーム感覚でできるのが楽しいのです。

コースは初級からビジネス英語、TOEIC対策と様々あるようですが、私はとりあえず基礎英語のステップ4と動詞コロケーションをすることにしました。

登録すると、スケジュールも自分で自由に設定できますし、予定から遅れたりすると「ちょっと遅れてますけど頑張ればまだ間に合います」なんていうメッセージがでてくるんです。私は動詞コロケーションは無理のないペースで、一方基礎英語は基本スケジュールの半分の日数で終えるように予定を立てたのですが、アテンド中はまったく取り組むことができなかったので、今日頑張ってスケジュールに追いつきたいと思っています。
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by puntarellina | 2008-02-11 13:33 | 英語

アテンド通訳

今日は、とあるイタリア人一家のアテンド通訳をしました。

友人経由で先週頼まれた仕事だったのですが、その後全く連絡がなかったのでてっきりこの話は流れたのだと思い、今週はイタリアのラジオを流しっぱなしにしてイタリア語の勘を取り戻しておこうという気力もすっかり失せ、昨日なんか映画も観にいっちゃって全く準備していなかったのですよ。なのに映画から帰ったら、昨日までのアテンドの方から連絡が入っていて、かなりあせりましたー。

というのも、イタリア語をまともに話したのは去年の11月末にロベルトの従弟が来日したときが最後だったのです。しかもこのところ英語一筋でしたしね。

昨日フランス映画とイタリア映画のどっちを見るか迷った挙句、イタリア映画を見にいったのがせめてもの救いでした。とりあえず1時間半はイタリア語聴いていたことになりますからね。

そんなわけで、彼らと会うまではかなり不安でしたが、とっても感じのよいご家族だったので、楽しくアテンドさせていただきました。

残念だった(ちょっと笑った)のは、末っ子の女の子(ご夫婦とその子供二人のアテンドなんです)に、ホテルにプールがあるかどうかを聞いてくれって頼まれたときのこと。

フロントの方が、ホテルのプールは水深が深いため18歳未満の方は安全面から使用禁止と決められてると言うので、その旨彼女に伝えたら、「私、浮き輪も持ってきたし水深何十メートルの海でも泳いてるから心配してもらわなくても平気よ。」と。

そういえば確かこの一家はクルーザーを所有していて、夏のバカンスはいつもクルージングに行くっていってたんですよね。

今にも浮き輪を膨らましそうな程はりきってる彼女には可哀想でしたが、だめなものはだめ。我慢してもらうしかなかったのが残念です。

明日も一日ガイド役です。あーあ、それにしてもこのひどいイタリア語、なんとかしたーい!
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by puntarellina | 2008-02-07 22:20 | イタリア語

動名詞か不定詞か(2)

Remembering people's names is difficult.
(人の名前を覚えることは難しい)

To remember people's names is difficult.
(仮に人の名前を覚えるとすると、そのことは難しい)


不定詞は「これからのこと」を表す。

-Forest(桐原書店)より引用-
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by puntarellina | 2008-02-06 23:11 | 英語

La nevicata del'56

今日は私の住む地域にも雪が降り、かつて母から雪ん子と命名されたことのある私は大喜びでした。

ここ数年は、雪が降るとミア・マルティーニ(Mia Martini)の歌うLa nevicata del'56を無性に聴きたくなります。

1956年にローマに雪が降り積もった時のことを歌った曲です。
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by puntarellina | 2008-02-03 23:25 | イタリアあれこれ

ぜんぶ、フィデルのせい

最近見たい映画が多くて大変、と思っていたのにまたまた絶対見なくちゃいけない映画を見つけてしまいました。

「ぜんぶ、フィデルのせい」はda non perdere(見逃せない)ですよ!!

というのもですね、主人公のパパ役を演じているのが、かの有名な(イタリアではね)ステファノ・アッコルシなんです~♡

彼はれっきとしたイタリア人なんですが、この映画はフランス映画。もちろんイタリア映画にも出演してはいるのですが、でも最近なんだか活動の場をフランスに移しすぎなんじゃない?って思います。まあ、奥さんがフランス人だから仕方ないけど。

彼は超美形というわけではないと思うんですよね。でもなんといっても色気がある。


声が好きなんですよね~。表情も。でもかっこいいってわけじゃないかなー。

たとえばこんな声とか。(映画ラジオフレッチャより)

でもステファノといったらやっぱり、オズペテク監督無邪気な妖精たちでしょうか。めちゃくちゃ好きな映画です。

この映画での彼の役どころはゲイですが、完璧になりきっていましたよ。

因みにこのLe fate ignorantiはローマはピラミデにあるオズペテク監督の自宅で撮影されたのだそうです(ステファノの家として)。オズペテクさんのセンス大好きです~。

同じ頃に公開されたL'ultimo bacio(最後のキス)が爆発的ヒットを飛ばし、ステファノはその頃から一流スターの道を歩み始めたのだと思うのですけど、どうして日本ではこういう映画が公開されないのでしょうね~。

そういえばL'ultimo bacioは主題歌がカルメン・コンソリということでも話題になりました。
こちらがtrailerです。バックに流れるカルメンの歌うL'ultimo bacioも聞いてくださいね。カルメンは私が一番好きなイタリアのシンガーソングライターです。
(監督は先日ご紹介したリメンバー・ミーのガブリエレ・ムッチーノです)


私がイタリア映画ファンでステファノ命!を既にご存知の方は、もう聞き飽きたよ、って思われるしょうし、それ以外の方の中には、何ひとりで突っ走ってんの??・・・と思ってる方もいらっしゃるでしょうけど、万が一ご興味の沸いた方は、是非「ぜんぶ、フィデルのせい」をご覧になってみてくださいね♪
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by puntarellina | 2008-02-01 11:02 | イタリアあれこれ