カテゴリ:好きなこといろいろ( 59 )

トゥーランドット

トゥーランドットの映像をyou tubeで探しているうちに、初めて観た時の感動を思い出しました。

当時私は名古屋に引っ越したばかりでした。ちょうどバブルがはじけたあとだったのですが、バブル期に計画され、日本で初めて本格的にオペラを上演できる劇場として注目されていた愛知芸術文化センターが竣工されたばかり。私はそこにチャリで通う毎日でした。

というのも、地下にクラッシック音楽のビデオやレーザーディスクの鑑賞スペースがあり、タダで借りて観る事ができたんです。ブースが15もあったでしょうか。ほとんど待つことなく使用できたので、イタリア語を始める前は暇さえあれば通い詰め、片っ端からオペラのビデオを観ていました。

オペラは麻薬に似ています。私ものめりこむまでにそれほど時間はかかりませんでしたが、
特にプッチーニのアリアを聴いて覚える快感や恍惚感は格別でした。
たとえば↓のトゥーランドット、なんど聴いても飽きないです。そして暫く聴かずにいると起こる禁断症状。これも麻薬に似ています。

f0154218_10432060.jpgDVDは1987年の収録のようです。you tobeの映像は別のステージみたいですけど、アメリカではそれもDVD化されてるのでしょうか・・。ともあれ名盤だと思います。私はイタリア語をやり始めてからはオペラにつぎ込めるお金と時間が全くなくなりまして(オペラ好きっていうのがイタ語を始めた理由でもあったはずなのに・・)、ここ10年ほどはローマで観る以外(安いから^^;)日本ではDVDさえも観ていないありさまなので、それほど詳しいわけではないですが、ビデオがDVD化されるほどだからやはりいまだに名盤なのだと思います。


オペラは総合芸術といわれている通り、歌手、指揮者、オーケストラ、舞台芸術、などなどいろいろな切り口から楽しめ、また評価もなされるわけですが、そういう意味でもこのDVDはかなりの高レベルでバランスが取れていると思います。


トゥーランドット姫=エヴァ・マルトン(パワフル!!トゥーランドットは十八番)

カラフ王子=ドミンゴ(いわずとしれたドミンゴ!同じ時代に生きていることを幸せに思います)

リュー=レオーナ・ミッチェル(上記二人に負けず劣らぬカーテンコール。彼女の声はミラクルです!!)

舞台演出=ゼッフィレッリ(こちらもいわずとしれた)

指揮=ジェームズ・レヴァイン(カルロス・クライバー的なカリスマ性はないし、オファーが来たらなんでも振っちゃいますみたいな雰囲気あるけどそれも含めすごいと思う)

劇場=メトロポリタンオペラ(今はどうかはわからないけど、金払いがいいから一流歌手はみんなメットに集結っ!みたいな・・・)

プッチーニは私が一番好きなオペラ作曲家であり、その中でもトゥーランドットは、ラ・ボエームと同じくらい好きな作品なんですけど、たとえば↓のシーンは聴くたび心が震えます。この映像も1988年のもので、日本で発売されてるDVDのステージではないようですが、DVD同様、リュー役のレオーナ・ミッチェルが秀逸です。カラフ王子役ドミンゴの素晴らしさは言うまでもなく。



うろ覚えなので間違っているかもしれませんが、DVDではカラフ役のドミンゴが、あの有名なアリア「誰も寝てはならぬ」の大事なところで声がひっくりかえってしまってたような・・・。you tubeに彼の別のステージでの映像はありましたが、それを聴いてDVDを観るとがっかりしてしまうかもしれないのでこちらには貼りません。一箇所ひっくりかえったところでドミンゴの魅力が薄れてしまうようなことはありませんが、当時私はパヴァロッティの完全無欠の「誰も寝てはならぬ」を耳にたこができるほど聴いていたこともあり、ビデオでドミンゴのアリアを聴いて「あれれっ・・・」と一瞬思ってしまったもので・・・
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by puntarellina | 2008-09-14 10:12 | 好きなこといろいろ

オペラ演出の作法

黒田恭一氏による(以前の黒田氏に関する記事はこちら)「オペラ演出の作法」という連載が日経木曜版夕刊で始まりました。
9月11日分が2回目でジャン=ピエール・ポネル。

1回目は実家から帰ってきたばかりで読まなかったらしく、誰のこと書いたんだろう~~と思いつつなんとか古新聞の山から探し出したら、なんと、というかやっぱりというか、フランコ・ゼッフィレッリでした!!

黒田氏のエッセイのなかに、

-ゼッフィレッリは広い範囲のオペラ・ファンからは圧倒的な支持をえているものの、革新派からは、通俗に堕するとあしざまにいわれてることも少なくない-


というフレーズがありました。革新派というのがどういう人達なのかはわかりませんが、「通俗に堕する」と非難するということは、オペラは高尚でなくてはいけないということなんでしょうか。

オペラはもともと通俗的なものだと私は思っているのですが・・・。だからゼッフィレッリ大好きです。


そして私がゼッフィレッリといわれて最初に思い浮かべるのは、↓に貼ったメトロポリタンオペラのトゥーランドット!

まぶしいほどに煌びやかで美しく度肝を抜かれるほど豪華な舞台作りがゼッフィレッリの真骨頂。

(ファイナルシーンの映像40秒だけですがトゥーランドットのはまり役エヴァ・マルトンと、見目麗しいプラシド・ドミンゴ二人が映ってます053.gif


あとはたとえば↓の「椿姫」の映画版。オペラ映画は嫌いなのでDVDを観るのなら舞台ものがお勧めなんですけど、ゼッフィレッリなら一見の価値ありかなと。

・・・ということで、↓は有名なアリア「乾杯の歌」のシーン。ここにもドミンゴ様が016.gif



ところが、こんなにロマンチックな映像を作るにもかかわらず、私の周りにいるイタリア人友にはゼッフィレッリ嫌いが多いんですよ。

ローマ滞在中にゼッフィレッリ監督の映画「永遠のマリアカラス」が公開になったんです。友人達と偶然その話になって、私が「ぜ~ったい、観にいきたい」っていったのに、一同の反応は

「・・・・・・・」


あれ?なぜ無反応・・・・?

と不思議に思い、

「だって、ゼッフィレッリなのよ~」といったら、


「だから嫌なんだよ」って。


たった一人、ロベルト姉のアレッサンドラだけは「そうそう、ゼッフィレッリだから観たいよね」って言ってくれたんですけど、ロベルトなんて「あの傲慢な態度を思い出すだけでも許せない」なんていうし・・・。性格悪くたって映像がきれいなことに変わりはないじゃない、と説得したんですけどね~。


まあ、そんなゼッフィレッリですが、彼の舞台芸術を観てしまうと、私には、もう他の演出家の存在が霞んでしまいます。
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by puntarellina | 2008-09-13 22:37 | 好きなこといろいろ

ベランダミニビオトープ

去年から欲しいと思っていた睡蓮鉢をようやく購入し、念願のビオトープを始めました。

我が家のビオトープの生物はいまのところ・・・

ラセンイ(螺旋状にくるくる伸びる植物)
ホテイアオイ
水草(名前を忘れてしまいました^^;)
メダカ10匹

本当は睡蓮なぞを入れもっと素敵にしたいところなんだけど、ずぼらな私は睡蓮の代わりにもともと我が家にあって半分枯れそうになっていたラセンイを入れ、他は近所のペットショップ&ホームセンターにて購入。

それにしてもメダカを写真に撮るのって難しいですね。見にくいと思いますが、一応私の努力の成果。

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(これじゃあ、メダカがどこにいるかなんて私にしかわからないですよね~^^;)

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(これはアップなのでわかりやすいかと・・)

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(これも♪)
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by puntarellina | 2008-06-18 12:08 | 好きなこといろいろ

オペラ偏愛主義

「NHK知るを楽しむ」シリーズ"オペラ偏愛主義"が面白いです。

今まで2回見ましたが(3回目は録画していてまだ見ていない)、一回目はモーツァルトのドン・ジョバンニ、二回目はロッシーニのいろいろなオペラ作品に関してでした。

オペラでも歌舞伎でも、うんちくがなくても楽しめればいいんじゃない?というのが私のスタンスなので、作品の背景やストーリーを予習してから鑑賞に臨むタイプではないのですが、多少の知識があった方がより楽しめるはずですよね。この番組は、マニアックになるつもりはないけど、ちょっとだけ知りたい、という私にはぴったりでした。オペラにちょっとでも関心のある方、もう2回分終わってしまいましたが(3回目の再放送は来週月曜日の朝5時過ぎ頃にあるはずです・・・ちゃんと確認したいのですが、あ”~、机の周りがいろんな物で散乱しててテキストが見つからない015.gif)ぜひ一度ごらんになってみてくださいね。

ところで、あまり音楽評論家の本は読まない私ですが、黒田恭一さんの本だけは特別。黒田氏は一時いろんな雑誌に音楽にまつわるエッセイを書いていましたが(きっと今もでしょうか・・最近雑誌をあまりよまなくなったので^^;)、ジャンルを問わず音楽を心から楽しみ味わうことのできる方なんだな~というのが文面から伝わってきて、彼のエッセイを読んですぐにCDを買いに走ったこともありました。確かマイケル・ナイマンやピアソラのCDもそうやって買ったように思います。そしてそんな私の大好きな黒田氏の著書「オペラへの招待」の全文が こちらで読めます。取り上げてるオペラは、「フィガロの結婚」「椿姫」「ニーベルングの指環」「カルメン」「ばらの騎士」の5作品。オペラに興味を持ち始めた方がますます興味を持てるような明快で楽しい指南書です。本を買うほうがどこでも読めるし手元においてじっくり味わえていいと思うけれど、最初にさらりとネットで読んでみるのもいいかも。
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by puntarellina | 2008-06-18 10:22 | 好きなこといろいろ

夜の女王聴きくらべ

「魔笛」の夜の女王のアリアは定期的に聴きたくなる曲なんですけど、聴くなら絶対クリスティーナ・ドイテコムだなって思うのです。

そこで久々に彼女の声を聴きたいと、You Tubeで探していたら、彼女以外にも度肝を抜かれるようなすごい夜の女王を見つけました。聴き比べてみるとそれぞれに特徴があって甲乙つけがたいです。

狂気の沙汰ディアナ ダムロウ(Diana Damrau)の夜の女王か、氷のように冷たーーーーーいクリスティーナ・ドイテコム(Cristina Deutekom)の夜の女王か・・・

皆様はどちらがおこのみですか?

私としては、ディアナ・ダムロウはすごい迫力と声量で、声も好きなんだけど、感情むき出しの感じがイタリアオペラを思わせるので、私のイメージする夜の女王にはやはりクリスティーナ・ドイテコムが近いかな。

それにしても、彼女が歌ってる最中、まったく不動なのは演技下手だから?それとも演出?
誰か教えて~。

モーツァルトはどんなイメージをもって夜の女王のアリアを作ったのだろう。

魔笛といえばグルベローヴァの夜の女王も有名ですよね。他にもすごい人いたら教えてくださいね。
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by puntarellina | 2007-12-23 18:25 | 好きなこといろいろ

なにを入れよう・・・

母が、「○○おばさんが、p~に送ってって言ってたから宅急便で送るね~」と言ってたものが届きましたーーー!

これ↓

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やった~♪ 
重箱は数年前からほしくてたまらなかったのだけれど良いものは手がでないし、ウレタン塗料のものは値段も手ごろで扱いやすいとはいうものの、せっかくならある程度納得のいくものが欲しいとの思いがあってなかなか決められず、結局今年も重箱なしのお正月か~と思っていました。

でも、母が叔母から使ってない重箱があるけどいらないかと聞かれた際、私が以前から欲しがっていたのを思い出し、他に欲しい人がいないようならp~に送ってあげてって頼んでくれたのだそうです。

この柄なら夫も絶対気に入ってくれるはず♪

夫と二人暮しの我が家には2段重があれば充分で、しかも正式なお節料理を作るわけじゃないからこの3段重ではスペースが余っちゃいそうだけど、いざとなったらハムをスライスして入れたっていいじゃない?(え?よくない??)

今年は、ここ数年の正月料理の料理人である夫は31日まで仕事だそうなので、必然的に私が料理当番。かなり不安なものはあるんだけど、器は料理の額縁というから器がよければ料理の味も2割くらいアップしてくれるのではないかとひそかに期待しているのです。

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by puntarellina | 2007-12-21 12:47 | 好きなこといろいろ

海外で拾いもの

石は念が入っていることがあるからむやみに家に持ち帰っちゃいけない、
って、言われているらしいけれど、私は海外でビーチに行く機会がある時などは、
自分の好きな石を探し、おみやげとして持ち帰ります。

でもスーツケースに入れると重くなるという理由で、夫には不評なんですよね~

以前、夫とヨーロッパに滞在した後、私が一人で旅を続けることになってたので、
「いらないものや買ったものは持ち帰ってあげるよ」という彼の言葉を真に受けて
拾った石ころを持ち帰ってもらったら
(っていうか内緒でスーツケースに入れちゃったんだけど)、

スーツケースあけたら石ころがごろごろでてきてびっくりしたよ

って、後々まで言われてしまいました。


ともあれ、そうして持ち帰った石ころたちは、これまたスペインのセビーリャで購入した
(実は夫が一人旅で買ったもので私が買ったわけではないんだけど)
陶器の灰皿に乗せて、部屋の片隅に飾ってあります。


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サインペンで書いてあるのが拾った場所。
シチリアのタオルミーナ、南仏のニース、
そしてローマ近郊オスティアの海で拾った石ころ。
なんだか三つとも似てる感じ。

そしてオスティアのすぐ左下が、モーリシャスの海岸で拾った珊瑚。
その上の白いのがシチリアのシラクーサで拾った石。
左の黒い石は、シチリアのエトナ山が噴火した後に友人のアントネッラが登山して
拾ってきた溶岩のかけら。
噴火したのは確か2001年だったと思うのだけど、その頃はイタリア人がこぞって
エトナ登山をして溶岩を拾ってきていたので、いろんな家でこの石を見ました。

そして、ピンク色っぽいのはローズ・ド・サハラ。
これは購入したものです。名前にはサハラってあるけど買ったのはバルセロナの屋台。
その後大きいローズ・ド・サハラも手に入れたけど、それはまた後日。
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by puntarellina | 2007-10-17 17:28 | 好きなこといろいろ

日曜日は夫とエディット・ピアフを観てきました。

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10年以上前のことだったと思いますが、あるテレビ番組でピアフの特集を見ました。
そのときに、「愛の讃歌」は、ピアフの最愛の人マルセル・セルダンの突然の死によって書かれ歌われた曲だったのだと知りました。

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そのエピソードを知って以来、夫も私も、飛行機に乗っていて乱気流で揺れると、
条件反射的に「愛の讃歌」のメロディーが思い浮かぶようになってしまいました。

高校時代の音楽の時間で歌わされ、題名といい、歌詞といい、
やけに甘ったるくて面映い気持ちで歌っていましたが、
実はピアフの心の叫びだったのですよね。

ピアフ役のマリオン・コティヤールが熱演しています。歌声は全部ピアフなのに、まるで彼女が本当に歌っているかのようでした。

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by puntarellina | 2007-10-15 20:38 | 好きなこといろいろ

声楽

先日、友人のご主人が声楽を習いに行ってる音楽スクールの発表会があるというので、
聴きにいったんです。

私は以前一般の合唱団に所属していて、半年ほどは個人的に発声練習を見てもらってたこともあるので、今でも声楽に興味はあるのです。

でも声楽は素人にはできないって思ってたんです。

例えば、池田理代子さんが音大に入学したのは確か40代だったし、林真理子さんも時々舞台でオペラのアリアを披露するみたいなのだけれど、そういうことは有名人の専売特許みたいなイメージがあって、若い頃になんの手ほどきもうけていない私がいまさら歌えるわけがないって思ってたんですよ。

なんでこんな風にしか思えなかったんだろう

って、今は思うんだけど。

そんな私だったから、発表会を聴きにいって、本当に興奮してしまいました。

そう、

だって、声楽家を生業としていない素人の方でも、立派に、
そして時には玄人はだしに、オペラのアリアが歌えるんですよ!!

・・・てことは、私も勉強したら歌えるわけ????

そう思った瞬間、

あ、私が最初に歌うアリアはアレにしよう。

と勝手に決定してしまいました(笑)

実際歌えるかどうかはわからないので、誰にもまだ言えないけど・・・

その日の発表会では、

緊張しすぎて高音部が全くでなくなっちゃった人あり、

プロ並みのド迫力で歌い上げる人あり、

ロングドレスに女優並みの演技付きで歌いこなすご婦人あり、

デュエットを軽やかに歌い上げる方々ありと様々で、

もちろん、緊張しすぎて声が出なくなってしまった人にとっては
とっても不本意なできだったのだろうけれど、

それを見守る周りの方々は

「最初はみんなあんな感じなの。練習ではちゃんと歌えているのに・・・
あのプロセスを経て上達していくのよね。」

と、見る目がとても暖かいんです。

そんな、
お互いの日ごろの練習の成果を暖かく見守りあい、たたえあう、
素敵な発表会だったのです。

帰りは、友達夫婦と、そのご主人の声楽仲間であり、
当日も日本歌曲をその美声で浪々と歌い上げた男性とご一緒したのですが、
歌った本人達よりも私のほうが興奮していたのが、我ながらおかしかったです。

とても素敵な一夜でした。
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by puntarellina | 2007-10-14 11:38 | 好きなこといろいろ