カテゴリ:スペインあれこれ( 26 )

ラテンビート映画祭

昨日「ミツバチのささやき」の記事を書いていて、そういえばラテンビート映画祭のことも書きたかったんだってことを思い出しました。

9月にあったラテンビート映画祭。シルバーウイーク前に始まり、連休中ずっと開催されていましたが、私は出掛ける予定があったので、連休前の仕事の後に観られるものを中心に3本観ました。


「命を燃やして」(メキシコ映画)
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「カミーノ」(スペイン映画)
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「セックスとパーティと嘘」(スペイン映画)
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最初に観たのは「命を燃やして」だったのですが、一気にストーリーにのめり込みとっても楽しく観賞しました。これは幸先がよいと思ったのですが他の2本が最悪。



以下、独断と偏見に満ち満ちた単なる文句なので、ご興味のない方は飛ばして下さいね。

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カミーノのあの母親は見ているだけでいらいらしてきました。カミーノが男の子と踊るシーンとかもわざとらしくて嫌いでした。「ミツバチのささやき」は、ファンタジックなシーン等もとっても自然で、本当なのでは?と思ってしまうほど。大げさではないゆえの品があるんですよね。それに比べると(比べる方が間違ってるかもしれないけど)カミーノは悪趣味な映画だな~と思いました。これがスペインの賞総なめとはね~

因みに、先日ブランカのご主人とそのお友達3人と会った際、カミーノを観たか聞いたんです。そうしたら1人だけ観た人がいて、感想を聞いたらあの母親がやりすぎで(女優がではなく描き方がという意味だと思います)かなりヘビーな映画だったしあまり好きじゃないと言っていました。でも出来の悪い作品とは言ってなかったので、映画そのものの質は否定していないのかな~と思ったり・・

そして、さらにひどかったのが「セックスとパーティと嘘」。呆れてあいた口がふさがらなくなりました。この映画、なんの意味があるんだろう??上映後監督のQ&Aがあるということでしたが、上映が終了した時点で11時を過ぎていたので帰りました。でも本当は監督がどんな顔で出てくるのか見てみたかったです。私が監督だったら恥ずかしくて舞台挨拶なんてできないけど彼は大丈夫なんだろうかって真剣に思ってしまいましたが、本人にとっては自信作なのでしょうかね。アルモドバルの新作を抜いて興行トップっていうけど、スペイン人の趣味ってそんなに悪いのでしょうか。まあ、確かにアルモドバル作品もかなり癖のあるものが多いけど、どんな失敗作でもこれよりは100倍いいよな~と思いました。

イタリアの映画も退屈なもとのか、わけわかんないのとかいっぱいあるけど、それはあくまで趣味や感性の違いっていうだけで、少なくとも映画祭や日本で上映される作品に関しては、監督はそれなりの意図があったんだろうくらいのことは思えるものばかりではないかと。

だから、監督は恥ずかしくないのかしらって真剣に思ったのは今回が初めてかも。

スペイン映画にかなり失望したラテンビート映画祭だったので、思わずスペインも嫌いになりそうでしたが、先日「ミツバチのささやき」を観て再び興味を持てそうだから、ほんとよかった。
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by puntarellina | 2009-11-14 11:02 | スペインあれこれ

El Espiritu de la colmena

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「ミツバチのささやき」(ビクトル・エリセ)を観てきました。

やはり映画はできれば劇場でみたいもの。ビクトル・エリセ作品は今でも時々都内の名画座で上映されることがあるのですが、気付いた時にはもう終わっていたなんてことも多く、何度も悔しい思いをしていたので、今回は絶対逃したくなかったのです。観に行ったところは小さな名画座でいつもはがらがらなのに今回は満席でした。

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この「ミツバチのささやき」はカメラアングルとか光の使い方とかがすべて計算しつくされたかのように繊細で、ひとこまひとこまが絵になるとても上品な映画でした。

それになんといってもアナがとっても可愛らしい。この瞳で見つめられたら一歩も動けなくなりそうです。
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9月のラテンビート映画祭で観た2本のスペイン映画が最悪で、今後のスペイン映画界を勝手に憂いていましたが(多分私だけ・・^^;)、もともとスペインにはビクトル・エリセ監督のような素晴らしい映画人がいるではありませんか。他の人たちももっと頑張ってほしいです、はい。
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by puntarellina | 2009-11-12 23:40 | スペインあれこれ

スペインから

スペイン人の友達ブランカのご主人が東京に来たので会ってきました♪

ブランカはもともとローマで知り合った友人で、ずっとイタリア語でコミュニケーションをとっていたのですが、スペイン語を学び始めて数カ月経った頃スペイン語で葉書を送ったら、とっても喜んでくれ、それ以後頻繁にメールをやりとりするようになりました。最近はご主人の来日の件もあり、特にメールの回数も増えていたので、私のスペイン語のキャパを超えてしまい、ついついイタリア語で返すことも多くなっていますが、彼女からは容赦なくスペイン語で返ってきます^^;

ところで、ご主人と会った際、ブランカから預かったというお土産を渡してくれました。本4冊とスペインの曲が死ぬほど入っているCD016.gif

そもそも、ずいぶん前に彼女がメールで本でも送ってあげようかといってくれたので、それならもしいらなくなった本があればそのうちお願いねって伝えたんです。加えて、もしスペインの歌でお勧めがあったらyoutubeで教えてねってお願いしたんです。

本当に気軽な気持ちで頼んだのに、本はすべて新品、しかも2冊はハードカバーの本。もうびっくりでした。
さらに、数十曲は優に入っているCD。ブランカが自分は音楽には詳しくないからと弟さんに頼んで作ってもらったCDだそうなのですが、まさかここまでやってくれるとは005.gif

実はこのところスペ語をやる気がすっかりなくなっていたんです。でもこんなにたくさんのプレゼントを頂いたのでそう簡単にはやめられなくなってしまいました^^;

しかも今日のメールには「読み終えたらまた送ってあげるから」ってありました。これ読み終わるのいつだろう・・・・
時間は限りなくかかりそうだけど少しずつでも頑張ろう☆ 

¡Gracias!

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↓が弟さんが作ってくれたCD。CDにはブランカの字で「Santa ○○(私の名前) fuori le mura」と。というのも、ローマの学校で一緒に勉強していた頃、彼女はぎりぎりローマ城壁の内側に住んでいたのですが、私は城壁の外に住んでいたのです。そこで、彼女が時々私を「城壁の外の聖○○」と呼んでいたんです。センス溢れる彼女ならではのユーモアです。
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↓がCDに収められた曲。これから少しずつ聴いていくのが楽しみです♪
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by puntarellina | 2009-10-06 20:18 | スペインあれこれ

スペ語のテレノベラにはまってしまった・・・


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「マリナ~恋に落ちた女神」って奴。Gyaoが今無料放送中なのです。今7,8話まで進んでしまったのですけど、それまでのはクラビット・アリーナで観られます。クラビット・アリーナは3話までが無料でそれ以降は有料みたいなのだけど、今だったら無料の3話だけ観て途中飛ばしてあとはGyaoを観ても大丈夫かも。だってテレノベラって毎回いろいろ起こるけど結局同じようなことばかり起こってあんまり進展ないし。

こういうの観るのって「incantesimo」以来なんですけど、舞台がローマからアカプルコに変わっても、言語がイタ語からスペ語に変わっても、ストーリーがほとんど一緒っていうのが笑えます。

incantesimo3の役柄に当てはめてみると、マリナはカテリーナで、リカルドはマルコ、リカルドの意地悪な妻はマルコの意地悪な妻。。。

あ~本当に似てる・・・

スペ語に関して言えば、やっぱりメキシコとスペインでは単語の使い方が違ったり表現が違うのかなって思ったことが何点かありました。

たとえば、電話に出るときこのドラマでは「Bueno」って出るんですけど、スペインは「Diga」とかいいません?

あと、スペイン人がguapaって言うところをlinda、chicaをmuchachaって言ってるような気がするのですけど、これもメキシコとスペインの差なのか、たまたまなのか・・・

ともあれこういうことを考えながら観るのが楽しいです。それになんといってもアカプルコの景色が素敵♪
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by puntarellina | 2009-09-07 20:50 | スペインあれこれ

Gloria Estefan

イタ語&スぺ語のお友達が貸してくれたCDの中の一枚、Gloria Estefan(グロリア・エステファン)の歌う「mi tierra」というアルバム。すっかり気に入ってしまい、最近夕食の支度の時によく聴いています。夕食の支度時は、仕事から帰ってきて本当にぐったり疲れてて、そのうえ夕食の支度まで(好きじゃないし)・・・・007.gifって思うと気持もげんなりなんですけど、このCDを聴くととってもリッラクスできて疲れもとれ、気分よく夕食の準備ができるのです。聴いていると思わず踊りたくなってきます♪

貼り付けたyoutubeは、mi tierraの中から「tus ojos」。


Tus ojos, claro de monte
Como guitarras trovadoras de San Juan
Tus ojos, son mi suplicio
Son mi perdón, mi redención, mi despertar

Tus ojos que me arrebatan
Son mi locura, son la plena perdición
Tus ojos, lo tienen todo
Nada me falta porque son mi bendición

Tus ojos que tienen mi ausencia
Como dulce y fresco sereno de mar
Tus ojos son mi equilibrio
Son mi libertad

Mírame, dame fuerza y alivio
Mírame, es lo que necesito
Mírame, para tenerlo todo
Solo basta quedarme, fundida en tus ojos

Mírame, que es la paz tu mirada
Mírame, que mi dicha no alcanza
Mírame, que la luz y la calma
Que me brindan tus ojos, tranquilizan mi alma

Tus ojos, dulce esperanza
Remedio y cáliz de ese sorbo de tu amor
Tus ojos, son mi suplicio
Son mi perdon, mi redencion, me despertar

Tus ojos me llenan el alma
No hay otra riqueza no tengo temor
Tus ojos dulces benditos
Son mi devoción

Mírame, dame fuerza y alivio
Mírame, es lo que necesito
Mírame, para tenerlo todo
Solo basta quedarme, fundida en tus ojos

Mírame, que es la paz tu mirada
Mírame, que mi dicha no alcanza
Mírame, que la luz y la calma
Que me brindan tus ojos, tranquilizan mi alma
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by puntarellina | 2009-08-20 12:47 | スペインあれこれ

Tokio es mi jardín

スペイン語の先生から↓のコミックをもらいました。

作者はFrédéric Boiletというフランス人で、日本語タイトルは「東京は僕の庭」です。

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先日一緒にお茶を飲んでて、あるフランス映画のことを話題にしたんです。先生から以前にDVDをもらっていたので、それを観ての感想を伝えようと思ったわけです。

で、私は、映画自体はとっても好きだけれど、唯一終り方が気に入らないって言ったんですよ。

フランス映画にありがちな悲しい結末なんですけど、私にしてみれば別にハッピーな終わり方でもいいんじゃない・・・?って思ったもので。

でも先生の意見は違ってて、いや、やっぱりこの映画の結末はこうなんだ、これが現実なんだよ。たとえばアメリカ映画にはハッピーエンドが多いけど、リアリティに欠ける。
一方このフランス映画はとってもリアリティあるストーリーだって。

私は、現実は、悲しい結末ってこともあるけど、ハッピーエンドってこともあるのに、フランス映画はいつも悪い結末の方を好むのよね。だからリアルっていうより、現実より悲惨ってことなんじゃない?って言ったんです。

そこで、突然「Tokio es mi jardínって漫画知ってる?」って聞かれたんです。

その中で、主人公(フランス人)の彼女(日本人)が、「フランスものっていつも終り方が悲しいんだよね」って言うシーンがあるのを思い出したよって。

・・・・ということで、前置きが長くなりましたが、その本をプレゼントしてくれました。もちろんスペイン語版です♪

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ざっと目を通しましたが、フランス人の目から見た日本がかなりリアルに描かれ面白かったです。そしてなによりも気に入ったのが、時代背景が、夜な夜な遊んでた私の独身時代とかぶること(^^;
まあ正確に言えば、ちょっとこのコミックの時代設定の方が後なんですけどね。

と、それはおいといて、使えるスペイン語での言い回しがたくさんありそうなので、少しずつ読んでいこうと思います。
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by puntarellina | 2009-06-15 18:20 | スペインあれこれ

Enrique MorenteとLagartija NickのコラボアルバムOmegaから私のお気に入りの曲Manhattan。

Manhattanという曲のオリジナルはLeonard Cohenという歌手によるものだそうです。有名らしいけど私は知りませんでした。

そういえばEnrique Morenteって映画Volverの主題歌を歌ったEstella Morenteのお父さんなんですね。


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by puntarellina | 2009-06-07 23:05 | スペインあれこれ

パティ・ディプーサ

「パティ・ディプーサ」は、「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」などの映画監督ペドロ・アルモドバルが書いた本なんですけど、それを「ペドロ・パラモ」(ペドロ・パラモに関する過去記事はコチラ)の訳者杉山晃氏が翻訳したのだから、私としては読まないわけにはいきません(笑)。さっそく古本を購入し読んでみました。

人に薦められるかどうかはわからない(なにせパティ・ディプーサってポルノスターなので。。。)けれど、とーーーっても面白かったです。

ポルノスターで有名人のパティ・ディプーサは、雑誌に記事を書くよう依頼され、そうして連載が始まるのですけど(実際はアルモドバルが「パティ・ディプーサ」を連載するのですが、物語は一人称で始まり、彼女自身が書いてるという設定になっているのです)、その導入部分が↓です。


「もちろんわたしはそれを引き受けたってわけ。これまで話のあったなかじゃおいしい仕事のほうだもの。わたしみたいな女の子は、何も書いたことがなくたって、いつも作家のような気分なのよ。書きさえすれば、すごく哲学的なことだってかけると思うわ。・・・・・略・・・・・わたしは若いけど、たくさんの人間に会ってきたんだもの。その人間たちの中でわたしがいちばんよく知ってる人間っていえば、わたししかいないじゃない。自分がいちばん知ってることを話すのが、読者に対する礼儀ってものでしょ。・・・・・」


-以上、水声社「パティ・ディプーサ」(杉山晃氏訳)より抜粋-

こういう始まり、とってもわくわくします。でも、その後に書いてあることは結構強烈ですから(ここには書けません・・・)、読んでみた後に、まったく~、pはこんなものを記事にして~って思わないでくださいね(でもやっぱり思うかな~(^^;)

一方、アルモドバルファン、ファンまでいかなくても彼の映画を観て既に免疫のある方(!)にはお勧めです041.gif

パティ・ディプーサ
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by puntarellina | 2009-06-02 09:30 | スペインあれこれ

↓の映像は最近好きでよく聴いているフィト・パエス(Fito Páez)の「Te vi」です。

イタリア映画祭のことも書きたいと思ってはいるのですが、このところなにかと落ち着かない日々を過ごしているために、なかなかブログ更新ができません。スペイン語学習にも身がはいらないのですけど、せめて大好きなこの曲の歌詞くらいは覚えたいな~と思っています。



Te vi... juntabas margaritas del mantel
Ya sé que te traté bastante mal,
no sé si eras un ángel o un rubí
O simplemente te vi.

Te vi, saliste entre la gente a saludar
Los astros se rieron otra vez, la llave de mandala se quebró
O simplemente te vi.

Todo lo que diga está de más,
las luces siempre encienden en el alma
y cuando me pierdo en la ciudad, vos ya sabes comprender
Es solo un rato, no más. Tendría que llorar o salir a matar.
Te vi, te vi, te vi... yo no buscaba nadie y te vi.

Te vi... fumabas unos chinos en Madrid
Yo se que hay cosas que te ayudan a vivir
no hacías otra cosa que escribir
Y yo simplemente te vi.
Me fui... me voy, de vez en cuando a algun lugar
Ya sé, no te hace gracia este país...
Tenías un vestido y un amor... yo simplemente te vi.

Todo lo que diga está de más,
las luces siempre encienden en el alma
y cuando me pierdo en la ciudad, vos ya sabes comprender
Es solo un rato, no más. Tendría que llorar o salir a matar.
Te vi, te vi, te vi... yo no buscaba nadie y te vi.
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by puntarellina | 2009-05-14 23:22 | スペインあれこれ

闘牛士

「ホセ・トマス(Jose Tomas)という闘牛士も芸術なんだよ」と、スペイン語の先生が教えてくれました。私が言った「プルシェンコの演技は芸術だ!」という発言への返事なんですけどね。

ほんと、かっこいいです↓


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by puntarellina | 2009-04-02 23:37 | スペインあれこれ