六日目@イタリア映画祭

今日が6日目の最終日。私にとっては4日目のイタリア映画祭です。「湖のほとりで」、「いつか翔べるように」、「副王家の血筋」の3本を見ました。


f0154218_2164055.jpg今まで3日連続で3本、2本、2本と鑑賞して一瞬でも寝てしまわなかったのが不思議でした。二日目も三日目も体調がいまいちだったにもかかわらず・・・。で、このまま最後までいけるかな~と思ってたのですが、ついに「湖のほとりで」でやってしまいました、居眠り・・・・zzz。といっても(おそらく)一瞬なんですけどね。まあ、一瞬でも、それが断続的であれば、映画の印象はかなーり薄くなってしまいます(T T)。会話のリズムと間が理想的なんですよ、寝るのに・・・・。体調がよければ、そしてこれ一作品に集中できていたら、けっこう好きな映画だったかも。雰囲気は嫌いじゃなかったんです。映像も綺麗でした。ただ真相究明の部分が妙にあっけないかなとちょっと思ったのですが、これはやはり私の居眠りのせいでしょうか。自分では判断付きかねます。あまりの眠さで、微妙な心理描写まで読み取れていないというのもあったかなあというのもあります。

一方、トニ・セルヴィッロは魅力的でしたねー。ベテラン俳優では、今年は「潮風に吹かれて」のジョルジョ・コランジェリが一番だと思っていましたが、トニも負けてはいません。無表情な中にも表情がある、ということを気付かせてくれる俳優です。イタリアのオジサマ達は声、表情、しぐさetc.が素敵ですね~。


f0154218_2183878.jpg2本目は「いつか翔べるように」です。ジョバンナ・メッツォジョルノが好演しています。美しい人ですよねー。なんでステファノ・アッコルシはジョバンナと別れちゃったんだろう・・・なんてことはどうでもいいのですが、作品は、卒業試験に落ちた若者二人がいわゆる”自分探し”の旅で向かったインドで、若さゆえの葛藤から少しずつ開放され成長していく様子を描いた柔らかで甘酸っぱい物語でした。それにしても、インドでジョバンナみたいな美人女医(しかも同国人の)に出会ってしまったら、絶対恋しちゃうなーって思います。けっこうヘビーな映画を見続けてきたせいか、ジョバンナの美貌が、砂漠の中のオアシスみたいに思え、私の気持ちまで潤してくれました。作品自体の評価はそれほど高くないみたいですけど、心に残る映画でしたよ。

全然関係ないけど↓は、L'ultimo bacio(最後のキス<日本未公開>)で共演しているジョバンナとステファノ。
f0154218_82398.jpg



最後の映画は「副王家の血筋」。
f0154218_21103238.jpg

映像も絢爛豪華で美しく、また主役コンサルヴォ役のアレッサンドロ・プレツィオージは、純真で権力を憎む若者から、抗いがたい貴族の血によるものなのか、気が付けば、権力と貴族という階級に異常なまでに執着する父と同じ道を歩もうとしていく者への変遷を、見事に演じきっていたと思います。映画祭最後を飾るに相応しい映画でした。シチリア好きの私にはなおさらです。

とはいっても、いくつか気になる点がありました。

この映画にヴィスコンティの「山猫」でアランドロン演じたタンクレディと同じ名前の子が出てきて、気になって仕方がなかったのですが、当時のシチリアで流行ってた名前なのでしょうか。タンクレディっていったらA・ドロンでしょう、と私は思ってしまうので、ちょっと不思議な感じでした。また、音楽ではモーツァルトのレクイエムの中からラクリモーサを使ってたように思うのですが、映像のイメージが似ていることもあって、ついつい映画「アマデウス」とダブってしまうんです(内容は違うけれど)。で、これも、モツレクはアマデウスでしょうって思ってしまうんですよね。全然違う雰囲気の映画(映像)に使われていたらそうは思わなかったのだろうけど・・・
同じ音楽が様々な映画で使われることは確かによくあることだけど、アマデウスはモーツァルトの映画だから、それ以上にモツレクがぴったりの作品はないでしょうと思ってしまいます、ってこんなことを思うのは私だけかもしれませんが、でも映画自体がよかっただけに、ちょっと残念でした。

ともあれ、これで今年の映画祭は終わりました。それぞれに趣の違う作品でとても楽しかったです。終わった途端に来年のラインナップが気になるのって気が早すぎますかね?すでにいくつか上映して欲しいと思う映画があるんですけど・・・^^;
[PR]
by puntarellina | 2008-05-06 23:39 | イタリアあれこれ