二日目@イタリア映画祭

今日は「日々と雲行き」と「百本の釘」を見ました。

以下、なんの役にもたたない、超個人的感想(感傷?)。

f0154218_22454056.jpg「日々と雲行き」は、見ていて苦しくなりました。とても切ない映画です。それはストーリーがそうだから、というだけではないんです。主役のアントニオ・アルバネーゼが、私のイタ友に似ているのですよ。以前見た彼出演の「2度目の結婚」でも似てるなあーと思ったのですが、アルバネーゼ(が演じる役どころ)と友人は、見かけや表情だけじゃなく、いつも割を食ってしまうところなんかがそっくりなんです・・・。と、そんなわけでついつい私情が入ってしまい見ているのが辛くなってしまった次第。でも映画で繰り広げられる数限りない諍いのあとに描かれる優しさには救われました。体調最悪の状態での鑑賞だっただけに、なかなかヘビーでしたよ。

f0154218_22423669.jpg「百本の釘」に関しては、イタ友が「Non vale la pena di vederlo」(見る価値がない)とばっさり切り捨てた作品でした。彼女は、エルマンノ・オルミは好きだけど、この作品には失望だ、でも外国人が見たら印象は違うかも・・・って言うのです。私は、見る価値があるかどうかを知るためにも絶対見るって言ったんです(というより全作品鑑賞できるパスポートチケットを買ってたので見ないと損なんです。<笑)。
すると彼女は、そうそう、ラズ・デガンが主役だから、彼を見るという目的でだったらいいかも、だってすっごいBello(カッコいい)なの、と・・・

なんでも20代の彼女がまだ幼い頃、ラズ・デガンは超人気のあるモデルだったのだそうです。その後アメリカに住んでいた時期があったのだそうで、その間はイタリアであまり活動しなかったらしいのですが、最近イタリアに戻ってきてメディアにまた登場するようになったのだ、と嬉しそうに語っていました。
思わず、なんだ、それだけでも「ne vale la pena」(見る価値がある)じゃない、って言ったら、友人も、あ、そうね、って(笑)。

ラズ・デガンのことはともあれ、不思議な映画でした。そして、ストーリー自体にはそれほど惹かれるものはなかったけれど、映像も美しいし、友人がこきおろすほどひどい映画じゃないと私は思いました。正直なところ、好きかどうかはわからないけど嫌いじゃない、という感じ。
ただ、映画祭カタログで秦早穂子氏が書いていた、エルマンノ・オルミの神への問いかけについては私はよくわかりませんでした。それは私がキリスト教になじみがないから実感しにくいということもあるのかもしれませんし、単に感受性がないだけなのかもしれません。一方、先のイタ友はatea(無神論者)なので、そこに強い嫌悪感のようなものを感じたのかもしれません。それとも全く違う理由で嫌いなのでしょうか。興味があるので今度聞いてみようと思います。

                     ↓はラズ・デガン。
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by puntarellina | 2008-05-02 23:41 | イタリアあれこれ