イタリア映画「愛と欲望 ミラノの霧の中で」

この映画、原題で「A casa nostra」。去年のイタリア映画祭では「私たちの家で」という邦題(イタリア語タイトルそのまんまです)で上映されたものなんですが、タイトルが変更されDVDになっていました。私は一昨年フィレンツェの映画館で観たのですが、病み上がりだったりその日2本目の映画で疲れていたという理由により・・・、つーか、はっきりいって、場面展開がめまぐるしくすぎて、何がなんだかわからない映画だったんですよー。

ええ、だから、もちろん上映開始10分後には夢の中でした。

で、機会があったらもう一度観たいと思っていたのですが、偶然近所のレンタル屋さんで見つけたので、借りてきました。

鑑賞しながらまず思ったことは、
「あー、これじゃあ、私のイタリア語力でわかる訳ないわ・・・」

でした。DVDでイタリア語字幕をつけて観るならともかく、私にとっては、日本語でさえ最初のうちは場面展開がはやすぎて大変だったんです。話が進むにつれ、それまではばらばらに思えていた断片的エピソードもすべては繋がっていくのですが、最初に見失ってしまうと私のように寝てしまうしかないわけですよ。

で、イタリアで観たときは、印象があまりよくない映画だったのですが(ほとんど寝てるので印象もなにもないのですが^^;)、今回観たら予想以上に興味深い映画でした。切なかったですけど。

邦題にあるようにミラノが舞台なんですけど、映像のイメージは、もっと北、たとえばデンマークあたりのそれに思えました。もちろん実際デンマーク映画と比較したら、紛れもないイタリア映画のカテゴリーに入るのだとは思いますが、ローマになじみの深い私がイメージするイタリアとはあまりに違ってたんですよね。それだけイタリアには様々な表情があるということなのでしょうね。そういうところも興味深かったです。

主役のルカ・ジンガレッティは、イタリア版刑事コロンボ(かどうかはわからないけど)の、「警部モンタルバーノ」というTVシリーズのイメージが強いのですけど、この映画では別のキャラクターを演じきっていて、私が言うのもなんだけど、上手いな~と思いました。なのに日本のDVDの表紙には彼は使われていないのです。あれだけ熱演してるのに失礼じゃないですか(笑)!!
でも、確かにあまりロマンチックな感じはしないんだなー。

ちなみに↓の写真、上がイタリア版(真ん中の男の人がルカ・ジンガレッティ)、下が日本版DVDジャケットです。この二つのDVDジャケットから受ける映画のイメージは全く違いますよね。

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ついでに、警部モンタルバーノの本が翻訳されているのを見つけたのでリンクしておきます。

こちらです。

そして、イタリア語で「警部モンタルバーノ」TVシリーズをご覧になりたい方はこちらからどうぞ(見たいタイトルをクリック)。一話完結型です。このTVシリーズは、私が留学して数ヶ月たったときに、個人レッスンの先生だったローリーから勧められたものなんです。ソープオペラのIncantesimoではなくモンタルバーノを勧めるあたりは、やはり学校の先生だからでしょうね~(笑)。ともあれお勧めのTV番組です。
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by puntarellina | 2008-04-13 12:06 | イタリアあれこれ