シンクロニシティ

久しぶりにシンクロした。

姉とね。

最後に読んだのは2001年のイタリア滞在中だから、まさに10年ぶりに村上春樹の「遠い太鼓」を手にとって、数日前からランダムにページを開いて読んでいた。

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この本は、私がイタリア好きということを知っていた友人が勧めてくれて、案の定大のお気に入りになった。イタリアに持参するほど好きだったの。でもなにせ分厚いから、最近はずっと本棚に収まったままだった。

イタリアに行って戻ってきた私のこの本はもうぼろぼろで、カバーも破けているのだけれど、妙な愛着がある。

イタリア時代の若い友人が、私が貸したこの本がきっかけで、数年間のイタリア生活にピリオドを打って帰国したってことも印象深い。

そんなこともあって、いろんな思いがいっぱい詰まった本だから、その後手に取るには少しの決意というのか、勇気が必要で、だから、今読みなおしていること自体自分でもちょっと意外なんだけど・・・・

そんな時に姉からメールが。「遠い太鼓」を読んでいて、とっても面白いから読んでなかったら是非! ですって037.gif

今年の話題本でもなく、姉が村上春樹ファンだってわけでもなく、でも同じ時期に同じ本を読んでるなんてねぇ。

姉はどうやら「ノルウェーの森」を映画で観たこと、原発に対する村上春樹の考えに興味を持ったことで、彼の著書を読んでみようと思ったのだそう。

でも驚いたことには、本好きの姉が「ノルウェーの森」をいまだに読んでいなかったこと。私、あの時代に青春時代(というか、まあそれより上の世代も含め)を過ごした人の多くは読んでるものかと思ってた。本好きならばなおさら。。。

当時は「ノルウェーの森」と、吉本バナナの「キッチン」ははずせなかった。確かその年は純愛がテーマじゃなかったかしら???ユーミンも純愛をテーマにした曲を書いてたような気がする。

私は、かなり辛い恋愛の真っただ中にいて、「ノルウェーの森」を読んでますます落ち込んだのを覚えている。
それは本の中の主人公達をとりまく70年代のモラトリアムと私自身のモラトリアム(っていえる年齢ではなかったけど)がシンクロしちゃったからなのかも。

・・・・・な~んてことを考えさせるのよね、村上春樹の本って。

今Il giorno in piu'も同時進行で読んでいて、こちらもまた精神的にはとってもモラトリアムなのですよ。だから、私までもがなんとな~く、そんな気分になってしまう今日この頃。

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by puntarellina | 2011-07-02 23:49 | 日々の出来事