Seta

先週一週間はイタリア語週間でしたので、ついでに埃をかぶっている蔵書の中から一冊読んでしまおうと思い手に取ったのは、これ↓

f0154218_2352710.jpg


出版社/著者からの内容紹介
 1861年、男は愛する妻と別れ、世界で最も美しい絹糸を吐く蚕を求めて、最果ての地、日本へ旅立つ。そしてそこで美しい謎と出会う。クールでドライな文体の奥にひそむ叙情性、ときに現れるエロティックな描写。まるで絹のようにしなやかで官能にみちた愛と幻想の物語。イタリアのベストセラー。



なぜこの本を選んだかというと、たくさんの章に分かれているから隙間時間を利用して読むのに適してるなと思ったのと、数行で終わっている章もあって空白部分がいっぱいあるから1週間でも読み切れそう・・・と思ったからです。

実は私はこの本の著者アレッサンドロ・バリッコにアレルギーがあり、この本も何度か読み始めては途中で投げ出してしまっていました。

ところが、今回は数ぺージ読んだところで、すっかりこの小説の持つ旋律ともいえるような音楽的リズムに魅了され、一息に読み切ることができました。

日本で出会った女性からの手紙の描写は、あまりにも官能的すぎて、これは当時の日本人女性が書いたものではないと、かなり抵抗を感じましたけど。とはいえ、そのあとにちゃんと種明かしが準備されていたのですよね。びっくりでした。そこまでバリッコが計算した上で書いた手紙の内容だとしたら、すごいです。

このイタリア語での独特のリズムを、どのような日本語訳にしているのだろうと興味を持ち、翻訳本を図書館に予約しました。アマゾンのレビューを見る限りでは、同じような音楽的リズムはちゃんと表現されているみたいなので、早く読んでみたいです。
[PR]
by puntarellina | 2009-08-10 00:11 | イタリア語